フジテレビとライブドアの一件

結局ライブドアの主張の方が司法の場を通った。それまでフジテレビのイメージってテレビキー局の中で一番若い感じがしてたけど、今回の一連の騒動通して経営陣の柔軟な発想が出来ない頭の悪さと年齢から来ると思われる変な意地で凝り固まってるイメージに一変したと思う。それにこれ以上足掻くともっとフジテレビのイメージが悪くなっていくと思う。逆境に立たせた相手を利用するぐらいのしたたかな経営者だったらフジテレビのイメージも良くなっただろうし、一石二鳥だったのに。拒絶すること固執して批判ばっかりするのはどうも…。それに批判するならライブドアじゃなくて抜け道があった法律を作った批判の矢面に立ってない政治家たちをした方がいいような気がする。
フジテレビのニュース番組でこの問題を最初の内は触れずにやってたけど、やっぱり当事者が放送することではないような気がしてならない。飽くまでも中立な立場で放送しなきゃいけないとしても、出演してるコメンテーターとかは絶対にライブドア側に立った意見なんていえる訳ないし。その点スゴイって思ったのがライブドアのトップページに来るニューストピックス。自社がソースのニュースって訳じゃないが、平気でライブドアの批判の記事がライブドアのページのトップに来てるってのがある意味ライブドアの余裕なんだなと。
もう後の祭りだが、ニッポン放送の買収防止策として新株なんて発行しなくともいろいろ打つ手はあったような気がする。フジの株を大量に取得しましたって堀江が公表した頃すぐにTOBの公募価格を上げるとかすれば良かったのに。それ以前にTOBに応募してくれた株主にはその増えた差額を改めて渡すとか。出来たのかどうか判らないけど、あの時点で株を分割するとか。
ライブドアニッポン放送の経営を握ったら番組降りるとか言い出してる芸能人がいるらしいけど、それって単に食わず嫌いなだけなんじゃ…って思う。俺が出演者で自分が降りた後の枠にキャスティングされた人がそれなりに成功収めてたら、絶対に後悔すると思うけどな…。自分の番組持ちたいと思ってる若い芸能人ってたくさんいるだろうし。