きまぐれオレンジ☆ロード#3

ディスコでチークを踊ったことがキッカケで、ひかるとデートすることになった恭介。待ち合わせ場所に早く着すぎてしまい時間を潰そうと一人でボートに乗る。そこにたまたま鮎川を見つけ一緒にボートに乗ることになる。そこに誤って池に転落して溺れている女の子を発見。鮎川より先に池に飛び込んで助けて鮎川にいいところを見せるが・・・


ダーリン、ダーリンと言って慕ってくるひかるちゃんって年齢ってそんなに気にしたことなかったけど、調べてみると13歳なんだよな。同じ学年の恭介の妹くるみ、まなみはデートに誘われても色気より食い気だったりするのになんでひかるちゃんってあんなにマセてるんだろう。俺の人生の中にはああいう人目をはばからず積極的に男子に迫ってた女の子っていうのはいなかったから(居なかったはず)、どうもあのひかるちゃんっていう存在って違和感だったり、浮いた存在に感じる


マナミっていう名前で思い出したけど、中学の頃の同級生に部活のH先輩のことが好きらしいという噂があったマナミって子がいた。その噂の真偽の程は判らなかったし、彼女が誰を好きだとか興味のある所じゃなかったから確かめようともしなかった。その先輩が卒業する時、彼女は顔真っ赤にして涙ぐみながら第2ボタンを貰ってた姿を見て、やっぱり噂は本当だったのか・・・って自分の中で納得した。
彼女はその頃、男女の定員が1名づつだった同じ委員会で一緒に活動する関係の子だった。普段はクラスのみんなの前に立って意見を集めるような仕事じゃなかったが、たまたまみんなの前に出てクラスの意見を聞くことになった。意見を聞き始めると、俺とそのマナミって子とのやり取りが面白かったらしく、俺は決して笑いを狙ってた訳じゃなかったのだが、クラスは結構ウケていたように思う。その場に居合わせた担任に言われた「お前らお似合いのカップルじゃないのか?」っていう言葉でクラスが盛り上がって2人で赤面した。
別に俺は彼女のことを好きっていう感情を抱いていた訳じゃないけど、マナミって名前を聞くと、その担任に言われた言葉と赤面した時に横目で見た普段見ないような真っ赤になった彼女の顔が思い出される・・・。
なーんてことをフト思い出してみたりしたけど、今何してるんだろうな